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企業型確定拠出年金の活用方法

企業型確定拠出年金を有効活用

 

最近は企業型確定拠出年金(401k)の加入者が増えてきましたが、

面倒くさくて元本確保型商品を選択したままにしているという人も多いと思います。

今回は企業型確定拠出年金の活用方法についてご紹介します。

 

企業型確定拠出年金の活用方法

企業型確定拠出年金の現状

企業型確定拠出年金(401k)の加入者は2022年3月時点で782万人にも達しており、サラリーマンの4人に1人程度が加入していることになります。

企業年金連合会の2022年3月「確定拠出年金実態調査結果」によると、

  • 想定利回りの平均は1.97%
  • 資産残高ベースで元本確保型商品の割合は47.8%

となっており、約半分の人は運用をしておらず元本確保型商品を選択している形となります。

 

加入者掛け金(月額)の平均が8,216円のため元本確保型商品を選択していた場合、30年運用を続けたとしても約290万円しか手元に残りません。

 

 

企業型確定拠出年金(401k)の活用方法

株式主体の運用に変更する

元本確保型商品を選択していても将来もらえるお金は290万円しかないので、株式主体の運用に変更することで資産形成をしていきましょう。

具体的な商品を選ぶポイントとして

  • 信託報酬が安く長期投資に向いているもの
  • 先進国全体の株価を反映するような指標と連動するもの

になると思います。

 

マッチング拠出を使おう

マッチング拠出は企業型確定拠出年金の掛け金を自分の給料から上積みできる制度です。

制度上、上限5.5万円まで掛け金を増やすことができますが、会社が出している掛け金以上を出すことは出来ません。そのため、会社掛け金が1万円であれば、マッチング拠出として追加できる掛け金も1万までとなります。

また、マッチング拠出で上積みした掛け金は、全額住民税と地方税の対象となり節税になります。

※自身の会社がマッチング拠出を使えるかどうかは会社の人事部署に問い合わせしましょう。

 

iDeCoと併用しよう

ある条件をクリアしている場合は、企業型確定拠出年金に加入している人もiDeCo(個人型確定拠出年金)を併用することが出来ます。

条件としては会社が既に企業型確定拠出年金を適用している場合、

  • 事業主が拠出する掛金の上限(月額)を3.5万円(DBも実施している事業主の場合は1.55万円)に引き下げる規約変更をしている

が条件となります。

多くの企業は上記規約変更を適用していないことが多いです。

もし、自身の会社が規約変更しており、iDeCoも併用できるようでしたらiDeCoと併用することでより資産形成が進むと思います。

また、企業DCでマッチング拠出を行っているとiDeCoと併用する事が出来ません。iDeCoと併用する際は企業DCのマッチング拠出を停止する必要があります。

※自身の会社がiDeCoと併用できるかどうかは会社の人事部署に問い合わせしましょう。

 

 

まとめ

企業型確定拠出年金は面倒くさいと思って元本確保型商品を選択している人が多いです。

ですが、自身が加入しているものを最大限活用することで将来の資産形成が変わってきます。

元本確保型商品を選んでいる人は見直しをしましょう。

 

 

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